PLAN

暮らしの安心を守る構造躯体。

安心して暮らしていただくために、
耐震性や耐久性はもちろん、部材の一つひとつにまでこだわり、
強固な構造設計を追求しました。
そして、確かな技術と豊富なノウハウで、
いつまでも、安心して暮らせる品質をお届けいたします。

先進の技術を集結した
信頼の免震構造を採用

地震による激しい揺れが建物に伝わりにくいように工夫された免震構造。「グランフォセット木の実町公園通り」では、建物の基礎部分に免震層を設けた「基礎免震構造」を採用。ブリジストン製の高減衰積層ゴムと日鉄エンジニアリング製のU型ダンパーを用いた免震構造が、地震エネルギーを吸収するため、建物の変形、揺れを制御します。地震時にも家具などが倒れにくく、怪我などの心配も軽減されます。

耐震構造と免震構造の説明 耐震構造と免震構造の説明

直接基礎構造を採用

「グランフォセット木の実町公園通り」は建築基準法によって定められた耐震設計基準に従い、より高い耐震性を持たせています。地質調査に基づくN値(※)50を示す地下約5mの支持地盤の上に、建物荷重を直接支持地盤に伝える構造としています。

N値についての説明

コンクリート品質について

建物の耐久性はコンクリート強度に関連します。日本建築学会はコンクリート工事の標準仕様として「JASS 5」を定めており、中性化で鉄筋が腐食しコンクリートが剥奪するようになるまでの期間を設計基準強度別に4段階に分けています。「グランフォセット木の実町公園通り」では、この耐久設計基準強度を27N/m〜36N/mとしています。

■コンクリート設計基準強度と構造体の耐久年数

コンクリート設計基準強度と構造体の耐久年数

水の総量や水セメント比も規定

鉄筋コンクリート造について

「グランフォセット木の実町公園通り」では、「RC(鉄筋コンクリート)造」を採用しています。「RC造」は、熱によって強度が低下する鉄をコンクリートが覆って守り、さらにアルカリ性のコンクリートが鉄の酸化によるサビの発生を防ぐなど、鉄筋とコンクリートが互いに補強し合っているのも特長です。

鉄筋コンクリート造のイメージ

ダブル配筋について

主要な壁・床の鉄筋は、コンクリートの中に二重に鉄筋を配したダブル配筋(またはダブルチドリ配筋)を採用。シングル配筋に比べ、より高い構造強度を得ることができます。

ダブル配筋とシングル配筋のイメージ

外壁について

大切な住まいを外部環境から守る外壁は、約150mm以上のコンクリート厚を確保。外側はタイル貼(一部吹付タイル)とし、内側には断熱材、空気層をはさむなど、断熱や騒音に配慮しました。

外壁イメージ

せん断補強筋について

「せん断破壊」を防ぐ10cm以下の帯筋ピッチ

建物の荷重を主として支える柱部における帯筋(主筋を引き締める横に巻く鉄筋)は、新耐震基準に基づき、10cm以下の短いピッチで施工。地震などによる「せん断破壊」を防ぎます。

帯筋ピッチイメージ
柱の鉄筋はせん断力の強い、
溶接閉鎖型鉄筋を採用

鉄筋コンクリート造の柱には、溶接閉鎖型のせん断補強筋を採用。溶接閉鎖型せん断補強筋は、強度を均一に保ち、せん断力(横からたち切るような力)に強く、地震時の主筋の折れ曲がりを防止し、コンクリートの拘束効果を高めることにより、柱の耐震性を向上させます。

水・セメント比について

コンクリートは水分を含んでいるため、打設してから継続的に乾燥して収縮する性質があります。その際ひび割れが発生するのですが、水分量を多く含むコンクリートを使用するとその傾向は強まります。「グランフォセット木の実町公園通り」ではこの水量に既定値を設け、良質なコンクリートをつくるために努力しています。

水・セメント比イメージ

かぶり厚について

かぶり厚とは鉄筋を覆うコンクリートのことをいいます。かぶり厚が少ないとコンクリートの中の鉄筋がさびやすく、強度が下がり耐久性を損ないます。このかぶり厚を多くしコンクリートの中性化を遅らせ耐久性を高めています。

かぶり厚のイメージと表

※基準値…建築基準法に定められている最少のかぶり厚さ
※屋外側の断熱性能上、有効な仕上げ部分に限り、上記内容とは異なります。

屋上・最下階の断熱について

「グランフォセット木の実町公園通り」では、屋上には外部側へ断熱材を敷き、太陽の照り返しにより最上階の温度上昇を抑えます。さらに最下階の床には、床コンクリートの下部に断熱材を施し、床下の冷え込みを抑えます。

屋上・最下階の断熱イメージ

サッシについて

気密性に優れたJIS A4706(気密等級A-4)のアルミサッシを採用。冷暖房時の熱損失が少なく、砂やホコリの浸入も抑えます。

■【設定の目安】サッシ・ドアセットの気密性は、求める居住環境により選定します。

サッシ比較表

※JISによる等級と性能(判定基準)が上記の表のように規定されています。