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暮らしの安全を守る構造躯体

直接基礎

「グランフォセット大手町」は建築基準法によって定められた耐震設計基準に従い、より高い耐震性を持たせています。 地質調査に基づくN値(※)50を示す、地下約5.9mの支持地盤となるシルト岩の上に地盤改良を施し、建物荷重を直接支持地盤に伝える直接基礎としています。

直接基礎 【N値】 ボーリング柱状図

鉄筋コンクリート造について

「グランフォセット大手町」では、「RC(鉄筋コンクリート)造」を採用しています。 「RC造」は、熱によって強度が低下する鉄をコンクリートが覆って守り、 さらにアルカリ性のコンクリートが鉄の酸化によるサビの発生を防ぐなど、 鉄筋とコンクリートが互いに補強し合っているのも特長です。

鉄筋コンクリート造

コンクリート品質について

建物の耐久性はコンクリート強度に関連します。 日本建築学会はコンクリート工事の標準仕様として「JASS 5」を定めており、 中性化で鉄筋が腐食しコンクリートが剥奪するようになるまでの期間を設計基準強度別に3段階に分けています。 「グランフォセット大手町」では、この耐久設計基準強度を30N/m〜36N/mとしています。

コンクリート設計基準強度と主要構造体の耐久年数

ボイドスラブ工法について

「グランフォセット大手町」では、室内における天井からの小梁を無くしたボイドスラブ工法を採用。 同じ面積でも室内が広く感じられ、照明器具や家具のレイアウトができます。

ボイドスラブ工法

ダブル配筋について

主要な壁・床の鉄筋は、コンクリートの中に二重に鉄筋を配したダブル配筋(またはダブルチドリ配筋)を採用。 シングル配筋に比べ、より高い構造強度を得ることができます。

ダブル配筋

外壁について

大切な住まいを外部環境から守る外壁は、約150mm以上のコンクリート厚を確保。 外側はタイル貼(一部吹付タイル)とし、内側には断熱材、空気層をはさむなど、断熱や騒音に配慮しました。

文化

せん断補強筋について

「せん断破壊」を防ぐ10cm以下の帯筋ピッチ

建物の荷重を主として支える柱部における帯筋(主筋を引き締める横に巻く鉄筋)は、新耐震基準に基づき、 10cm以下の短いピッチで施工。地震などによる「せん断破壊」を防ぎます。 (柱脚部を除く)

10cm以下の帯筋ピッチ
柱の鉄筋はせん断力の強い、溶接閉鎖型鉄筋を採用

鉄筋コンクリート造の柱には、溶接閉鎖型のせん断補強筋を採用。溶接閉鎖型せん断補強筋は、強度を均一に保ち、 せん断力(横からたち切るような力)に強く、地震時の主筋の折れ曲がりを防止し、コンクリートの拘束効果を高めることにより、 柱の耐震性を向上させます。(柱脚部を除く)

水・セメント比について

コンクリートは水分を含んでいるため、打設してから継続的に乾燥して収縮する性質があります。 その際ひび割れが発生するのですが、水分量を多く含むコンクリートを使用するとその傾向は強まります。 「グランフォセット大手町」ではこの水量に既定値を設け、良質なコンクリートをつくるために努力しています。

水・セメント比

かぶり厚について

かぶり厚とは鉄筋を覆うコンクリートのことをいいます。 かぶり厚が少ないとコンクリートの中の鉄筋がさびやすく、強度が下がり耐久性を損ないます。 このかぶり厚を多くしコンクリートの中性化を遅らせ耐久性を高めています。

かぶり厚
かぶり厚表

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