Equipment
暮らしの安心を守る
構造躯体
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暮らしの安心を守る
構造躯体
安心して暮らしていただくために、耐震性や耐久性はもちろん、部材の一つひとつにまでこだわり、
強固な構造設計を追求しました。そして、確かな技術と豊富なノウハウで、
いつまでも、安心して暮らせる品質をお届けいたします。
基礎には杭53本を、約11m以深の支持地盤に
標準貫入試験及び孔内水平載荷試験等の綿密な地盤調査を行い、建物に対して最も適切な基礎構造を採用しました。建物の基礎には、杭53本を地下約11m以深の支持基盤(砂礫層)迄しっかりと打ち込み、建物を支えます。杭径は約80㎝とし、力強い支持力がえられます。
【N値】
地盤の強度を表す値。63.5kgのハンマーを75cmの高さから落下させ、試験用サンプラーの30cmを打ち込むのに要する打撃回数をN値といい、値が大きくなるほど地層は「硬い」と言えます。
■ボーリング柱状図
鉄筋コンクリート造について
「グランフォセット福島新町センタースクエア」では、「RC(鉄筋コンクリート)造」を採用しています。「RC造」は、熱によって強度が低下する鉄をコンクリートが覆って守り、さらにアルカリ性のコンクリートが鉄の酸化によるサビの発生を防ぐなど、鉄筋とコンクリートが互いに補強し合っているのも特長です。
コンクリート品質について
建物の耐久性はコンクリート強度に関連します。日本建築学会はコンクリート工事の標準仕様として「JASS 5」を定めており、中性化で鉄筋が腐食しコンクリートが剥奪するようになるまでの期間を設計基準強度別に3段階に分けています。「グランフォセット福島新町センタースクエア」では、この耐久設計基準強度を30N/m〜36N/mとしています。
コンクリート設計基準強度と構造体の耐久年数
ダブル配筋について
主要な壁・床の鉄筋は、コンクリートの中に二重に鉄筋を配したダブル配筋(またはダブルチドリ配筋)を採用。シングル配筋に比べ、より高い構造強度を得ることができます。
外壁について
大切な住まいを外部環境から守る外壁は、約150mm以上のコンクリート厚を確保。外側はタイル貼(一部吹付タイル)とし、内側には断熱材、空気層をはさむなど、断熱や騒音に配慮しました。
せん断補強筋について
「せん断破壊」を防ぐ10cm以下の帯筋ピッチ建物の荷重を主として支える柱部における帯筋(主筋を引き締める横に巻く鉄筋)は、新耐震基準に基づき、10cm以下の短いピッチで施工。地震などによる「せん断破壊」を防ぎます。(柱脚部を除く)
柱の鉄筋はせん断力の強い、溶接閉鎖型鉄筋を採用
鉄筋コンクリート造の柱には、溶接閉鎖型のせん断補強筋を採用。溶接閉鎖型せん断補強筋は、強度を均一に保ち、せん断力(横からたち切るような力)に強く、地震時の主筋の折れ曲がりを防止し、コンクリートの拘束効果を高めることにより、柱の耐震性を向上させます。
水・セメント比について
コンクリートは水分を含んでいるため、打設してから継続的に乾燥して収縮する性質があります。その際ひび割れが発生するのですが、水分量を多く含むコンクリートを使用するとその傾向は強まります。「グランフォセット福島新町センタースクエア」ではこの水量に既定値を設け、良質なコンクリートをつくるために努力しています。
かぶり厚について
かぶり厚とは鉄筋を覆うコンクリートのことをいいます。かぶり厚が少ないとコンクリートの中の鉄筋がさびやすく、強度が下がり耐久性を損ないます。このかぶり厚を多くしコンクリートの中性化を遅らせ耐久性を高めています。
屋上・最下階の断熱について
「グランフォセット福島新町センタースクエア」では、屋上には外部側へ断熱材を敷き、太陽の照り返しにより最上階の温度上昇を抑えます。さらに最下階の床には、床コンクリートの下部に断熱材を施し、床下の冷え込みを抑えます。
いつまでも心地よく暮らすための構造。
いつも居心地の良い住まいであるために、快適性を高めた構造や設備にこだわりました。
生活音を低減する二重床・二重天井やPS廻りの遮音対策など、
様々な工法で心地よさを実現しています。
ボイドスラブ工法について
「グランフォセット福島新町センタースクエア」では、室内における天井からの梁を少なくしたボイドスラブ工法を採用。同じ面積でも室内が広く感じられ、照明器具や家具のレイアウトできます。
二重床・二重天井について
床スラブの厚さは厚いほど上下階の遮音性能は高くなります。「グランフォセット福島新町センタースクエア」では、275mm以上のスラブ厚さを確保(水廻り除く)しました。また、一般居室、水廻り(配水管等の配管が集中する部分)共に、置き床工法による二重床を採用。遮音性と歩行感の双方を両立させた工法です。さらに居室部分にはΔLL(Ⅱ)-4、ΔLH(Ⅱ)-2等級相等の二重床工法を使用し、遮音性能を高めています。
サッシについて
アルミサッシは、遮音性の高い防音サッシをリビング・ダイニングルーム、各居室、全てに採用しています。
「公害対策基本法」に基づき、騒音に係る環境上の条件について、生活環境を保全し、人の健康の保護および維持されることが望ましい基準が上記の表のように規定されています。
サッシの遮音性基準は、日本工業規格JIS A4706により規格化しており、その等級値は上図によって示され、T等級で表示します。上図では、外部から侵入する音に対して、周波数ごとの音の低減量(音響透過損失)を示しています。T-1等級のサッシであれば500Hzの音は約25dB程度低減する機能を持っている事になります。
PS(パイプスペース)廻りの遮音対策について
パイプスペースには上下階の住戸で共用する排水縦管が設置されています。排水に伴う生活音に対しては、居室に面するパイプシャフトの壁をコンクリート床スラブからコンクリート天井スラブまでプラスターボードを貼り、天井からの音の伝わりを防ぎかつ、排水縦管を遮音シート巻きにしたり、集合管継手を採用するなど、上から下への排水による騒音抑制に配慮しています。
サヤ管ヘッダーについて
給水・給湯方式は給水量が比較的に一定に保てるヘッダーシステムを採用。